2017年8月 7日 (月)

FIAP EXCOの役員に選出

  FIAP(アジア郵趣連盟)はアジア・アフリカ大陸の32か国が参加している郵趣団体で、1974年に日本のドクター市田(左右一)さん(当時会長)を中心に創設されました。アジア国際切手展の後援(Patronage)、賛助(Auspice)が最大の活動です。FIAPはEXCO(EXECUTIVE COMMITTEE BOARD:執行役員会とか理事会といった感じでしょうか)を中心に動いており、このEXCOには主要各国から15人程度が参加してきました。日本は初代(ドクター市田)、2代目(石川良並氏:500文逆刷の旧所有者としても有名な大コレクター)を輩出したこともあり、以後常に1名の役員を出してきています。

役員会はアジア切手展のたび、加えてそれ以外で開催することもあり、役員(EXCOメンバーと呼ばれています)になると、毎年最低2回はあちこちに行くことになります。もちろん代理を出すこともできますが。聞いた雰囲気では、名誉職というよりは結構負担が重いボランティアです。ちなみに、各連合が旅費を負担してくれている国もあるようですが、日本の場合は交通費・宿泊費も基本的に自腹ですので念のため。しかし費用負担以上に休みを取ることと、往復弾丸ツアーの体力負担が大変ですね。

ここ12年(3期)は大原敏正さんが務められてきたこの役員ですが、既定の最大3期が満了したことにより、今回から大原さんが降りられ(Senior Advisorというポジションになりました)、かわりにテイさん(FIP会長にして実質的なアジアのトップ)のご指名で、なんと若輩者の私がこのポジションにつくことになり、昨日の総会で選任されました。任期は4年です(同ポジションで3期まで重任可)。

昨日の総会ではテイさんからYoung Baby!だと紹介されましたが、これまで比較的年齢が上の方が多い中では超異例の抜擢です。ただし、今回は役員会の大幅な若返りが図られており、新会長のプラコフさん(タイ)を筆頭に50代~60代前半の皆さんも入ってきています(それでも48の私は最も若い)。信用していただいている証拠ということで、ありがたいことと思いお引き受けした次第です。

正直いままで大原さんがお引受けいただいていることで我々の負担が相当減っていたのも事実。かなり重い御役目がまた増えたことになりますが、アジアの郵趣振興はもちろん、日本からの発信、切手展における日本の発言力の維持増強のためにも、ここががんばりどころでしょう。写真はFIAPの新体制。

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2017年8月 6日 (日)

バンドン世界展入賞結果速報

当方でも載せておきます。連合ブログはセキュリティがかかって書込みできませんのであしからず。速報のため誤記変更等あるかもしれません。ご了承ください。(8/7追記:吉田さん、佐藤浩一さん、伊藤純英さんの長崎に特別賞が追加されました。また最終的なパルマレスではすべての特別賞の理由(Treatment、Material等)は削除されています。8/9追記山さんの賞は93点なのでG+SPが正しいです)

1A,増山 三郎,Japanese Occupation in Java 1942-1945,88,LV,
1B,丹羽 昭夫,"Japan : Tazawa Series ""Taisho"" Watermarked Granite Paper, Old Die",88,LV,
1B,鏑木 顕,Japanese Occupation of the Philippines 1942-1945,81,V,
1B,村山 廣祐,Japan Chrysanthemum Series 1899-1908,83,V,
1B,伊藤 純英,"Japan : Showa Series, 1937-46",88,LV,
1B,和田輝洋,Japan Showa Issues 1937-1947,83,V,
1B,石澤 司,Ryukyus Air Mail Stamps 1950-60,77,LS,
1B,山田 祐司,Japan 1871-1876 Hand Engraved Issues,93,G,SP
1C,有吉 伸人,Napoleon non laure France 1852-1862,90,G,
1C,吉田 敬,Kingdom of Prussia 1850-1867,87,LV,SP
1D,佐藤 浩一,Republica Argentina : Sitting Liberty Series 1899- 1903,88,LV,SP
2B,池田 健三郎,Postal History of the Cape of Good Hope,85,LV,
2B,伊藤 純英,"Foreign Mail in Nagasaki, Japan 1865-1905",88,LV,SP
2B,山﨑 好是,Japan Courier Mail (Previous title: The Japanese Couriers 1601-1873),88,LV,
2C,伊藤 文久,Hungarian Inflation 1945-1946,87,LV,
2D,和田 文明,The U. S. Return Receipt Requested & Avis de Reception 1866-1945,81,V,
5B,村山 良二,CZESLAW SLANIA The great works of his engraving stamps (Previous title: Czeslaw Slania - The World of Engraving Stamps),78,LS,
5B,内藤 陽介,A History of Hong Kong,90,G,
5C,榎沢 祐一,Tramway - The Origin of Public Transport,90,G,
7A,株式会社鳴美,Japan Hand Engraved Stamps 1871-1876,86,LV,
7A,株式会社鳴美,Japan Courier Mail,88,LV,
7A,一般財団法人切手文化博物館,"Hiroyuki Kanai ""Classic Japan 1871-1876""",95,LG,
7B,スタンペディア株式会社,Stampedia Philatelic Journal,85,LV,
7B,一般社団法人全日本郵趣連合,Zen Nihon Yushu / All Japan Philately,75,LS,
7C,公益財団法人日本郵趣協会,"Visual Japanese Stamp Catalog Vol.1, Vol.2, Vol.3, Vol.4, Vol.5",81,V,
7C,公益財団法人日本郵趣協会,Japanese Stamp Specialized Catalogue Vol.1,80,V,
7C,公益財団法人日本郵趣協会,"Encyclopedia of Japanese Scenic Cancellations 1931- 2017 Vol.1, Vol.2",70,S,
7C,株式会社鳴美,Encyclopedia of Japanese Showa Issues 1942-1952,85,LV,

以上です。

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バンドン2017世界切手展

8月の3日から7日まで、インドネシアのバンドンという都市で、世界切手展が開かれています。今回はアプレンティス(審査員見習)の立場で参加しました。2015年の台湾展から始まった見習いのプログラムも、アジア展2回、今回の世界展1回で無事終了。昨日は個人面接があり、一応完了できたのではないかと思います。これで晴れて世界展の郵便史の審査員ということになります。

バンドンといえば、一般的には「バンドン会議」で有名ですね。私も名前だけは知っていました。首都ジャカルタの避暑地ということですが、ジャカルタからは車で3時間半から5時間、結構遠いです。今回も、お迎えが出てくれたものの、車の手配が遅れ、ジャカルタ空港着陸からホテル到着までなんと7時間!往路が夜便で寝つけなかったことも加わり、フラフラでした。しかも、その同じ日(会期前日)の夕方(ホテル到着4時間後)から6時間も審査。思い出しただけでぞっとします。外も意外と涼しいのですが、なぜか展示会場は冷房MAX。上着を着ないで半日審査していたら、それだけで体が猛烈にだるくなって体調がおかしくなりました。寒さ(冷房)には元来結構強いのですが。

昨日の午前でやっと審査も終わり、結果も発表。(まだ貼られてはいませんでしたが) 今日は午前中はFIAPの会議で、午後はセミナー。夜はパルマレスだそうです。明日はクリテークの後、すぐまた夜便で帰国です。ほとんど修行ですね。体、もつかしら?嗚呼。

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2017年4月 2日 (日)

アジア国際切手展メルボルン2017受賞結果速報

  メルボルンに来ています。3/30-4/2(今日)まで開かれている、アジア国際切手展メルボルン2017に審査員として参加しました。日本からの成績は以下の通りです。GPNはグランプリナショナル、日本のナガイさんが受賞しました。また、伝統部門は日本からの作品が多く混戦でしたが、戦後の(内地の)切手としては初めて、スダニさんの産業図案切手が金賞に到達しました。おめでとうございます!(速報のため、誤記が含まれる可能性があります)

Champ 1

Onuma, Yukio L.v.Beethoven-His life in a historical context and his legacy ( 8 )  LG 

 

Trad 2-1

Nagai, Masayasu Private Printing Period in Victoria 1850-1859 ( 8 ) 96 LG+GPN

Nagashima, Hironobu Australia-Kangaroo and Map Design Postage Stamps ( 8 ) 86 LV

 

Trad 2-2

Hatanaka, Tamidou Chrysanthemum Issue of Japan ( 8 ) 87 LV

Ito, Sumihide Japan: Showa Series, 1937-46 ( 8 ) 86 LV

Kido, Yusuke North Korea 1945-52 ( 5 ) 81 V

Kikuchi, Emi Japan Definitives 1937--1940 ( 5 ) 78 LS

Niwa, Akio Japan Tazawa series "Taisho" watermarked granite paper, old die ( 8 ) 85 LV

Sudani, Nobuhiro Japan Definitives: Vocational Series ( 8 ) 90 G

Yamada, Ren-ichi Japan Definitives 1883-1892 - UPU and New Koban ( 8 ) 88 LV

Yoshida, Takashi Japan Definitives 1961-1965 ( 5 ) 80 V

 

Trad 2-3

Ando, Hiroshi Great Britain One Penny Black and Red-Brown from Black Plates 1840-1841 ( 5 ) 83 V

 

Postal History 3-2

Ohba, Mitsuhiro U.S. Postal Activity in China 1802-1922 ( 5 ) 86 LV

 

PH 3-3

Ikeda, Kenzaburo Postal History of the Cape of Good Hope ( 5 ) 89 LV

 

Postal Stationery 4

Ando, Gensei Usage of Japanese Domestic Postcards for International Mail ( 5 ) 80 V

Sugihara, Masaki Stamped Envelopes of Japan 1873-1908 ( 5 ) 91 G

 

Thematic 7.2

Naito, Yosuke Japan and the 15 year's war ( 8 ) 90 G

 

1-frame 13

Kawabe, Masaru "Liberty Leading the People" by Delacroix ( 1 ) 83 V

 

Modern 14

Ito, Fumihisa Ukrainian inflation 1992-1996 ( 5 ) 87 LV+SP

 

Literature 12-1

Japan Philatelic Society, Foundation Illustrated Guide to Japanese Commemorative Stamps 1894-1944   72 S

Shoda, Yukihiro International Exhibition History 1965-2004   65 SB

 

Lit 12-2

Stampedia Inc. Stampedia Philatelic Journal   87 LV

Lit 12-3

Japan Philatelic Society, Foundation Visual Japanese Stamp Catalog Vol.1, Vol.2, Vol.3, Vol.4  78 LS

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2016年12月 5日 (月)

CHINA2016入賞結果速報

日本からの入賞結果速報は連合ブログに上げましたが、パルマレスの本が手に入ったので改めて掲載します。

Kazuyuki Inoue Japan Definitives: 1883-1892  96 LG SP/GPIC

Nobuhiro Sudani  Japan Definitives: Vocational Series 88 LV+SP

Nobuto Ariyoshi Napoleon non laure - France 1852-1862 - 91 G+SP

Kanji Kobayashi Swiss Definitive Stamps (1854-82) 80 V

Kazuyuki Inoue Postal History of NIUAFOOU and Tin Can Mail 1882-1947 85 LV

Sumihide Itoh Foreign Mail in Nagasaki, Japan 1865-1905 85 LV

以上がフレーム出品です。

ちなみに小判はまたインターナショナルグランプリの候補になるも、また他にさらわれました。候補も6回目(はずれは5回目)なので、またかという感じですが、疲れますね。

アジアに向けて新小判の宣伝をする機会が増えたと良い方に考えるしかなさそうです。

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いざ南寧へ

大阪でのスターオークションは大盛況、ありがとうございました。13時30分過ぎにフロア終了後、人海戦術でどうにか後処理を済ませたのが14時30分、あとは残りのスタッフに任せ、タクシーに飛び乗ります。次は中国・南寧で開催中のアジア切手展、関空から17時にはフライトと相成ります。

よくもまあこんな綱渡り日程と思いますが、なにしろ中国・南寧というのはほとんどベトナム国境の町。日本からの便は悪く、ほぼ経由便でないと行くことが出来ません。日曜は関空からのこの便に乗りさえすれば上海経由で日付が変わったころに南寧に着くが、これを逃すとどうやっても月曜の午後にならないとつくことが出来ません。切手展は火曜日には終わってしまうので、月曜(パルマレスの日)は一日参観したいわけです。

どうにか間に合い、途中上海で乗継便が遅れて1時間機内で缶詰というトラブルはあったものの、それでも現地午前3時頃にはホテルまでたどり着いた次第。いやはや大変でした。

実はすでに入賞結果は発表になっており、出発前に全日本郵趣連合のブログには予約投稿してきました。そろそろアップされるはずですが、そのサイト、中国からはアクセスできません。いろいろ大変です。

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2016年12月 4日 (日)

日本の点字郵便

スターオークションの出張で大阪にやってきました。このところ、オークションの記述・編集・発送等々、南寧のアジア展に出品した小判(マイナーチェンジ)、ティンキャン(初の8フレーム)の作品作りと、殺人的な日程が続き、先週と今週の2週間だけで徹夜5-6回?、さすがに堪えます。昨夜は久しぶりにゆっくり皆さんとの懇親食事会、睡眠もとれて元気回復できました。

さて、今回のセールの最後に、「日本の点字郵便」特集を組みました。25年かけて集めた、切手展でも1度も展示していない幻のコレクションです。折角のまとまったコレクションですので、創刊号の「航空郵便特集」ほどの厚さではないですが、いい紙を使って特別号を作らせていただいた次第。概ね評判も良く、いろいろな方におほめいただきました。

えっ誰のコレクションかって?某後輩にも聞かれましたが、収集プロフィールにずっと「盲人郵趣」と書いていた“誰かさん”のコレクションです。大学の頃からひそかに、でも結構がっつり、集めていました。

展示しない主義の人もいるにはいますが、そうでないのに、せっかく集めても一度も展示できないというのは結構ツライ。点字郵便は各切手シリーズの収集家にとっても「花形カバー」、結構収集テーマとしても(費用面でも)重かったですが、いつかは展示したいと集めてました。ただ、やはり、料金史だけで展開となると、日本の点字郵便だけで5フレーム作るというのは正直厳しいですね。ただマーケットとしては、こういう比較的「目垢のついていない」カバーのオンパレードは歓迎されるかもしれません。切手展の作品を作るつもりで特集号を作ったので、いい文献になったとは思います。他の方の切手展の作品で再会できるのを楽しみにしております。

プロフィールの収集分野に「盲人郵趣」と書けなくなったのは残念ですが、また全く今までとは違う、新しい分野を開拓するとしましょう。

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2016年10月24日 (月)

PHILATAIPEI2016入賞結果速報

今回の国際展ではコミッショナーのアシスタントをしています。

コミッショナーのところにさきほどやっと入賞結果速報が届きました。

全日本郵趣連合のブログにアップすべきところですが、あいにく海外からセキュリティがかかってアクセスできませんので、ここに取り急ぎアップします。速報のため、変更がある場合があります。(全日本郵趣連合事務局)

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2016年8月13日 (土)

アジア国際切手展Thailand2016入賞結果速報

現在、2016年8月10-15日に、タイ・バンコク郊外で開催中のアジア切手展Thailand2016の入賞結果が出ましたのでおしらせします。
伝統郵趣
岩崎 善太 "Siam Classic" (8) 86pts  LV
伊藤 純英 "JAPAN: Showa Series, 1937-46" (8) 88pts  LV
 
郵便史
近辻 喜一 "Postal Markings of TOKYO Tama County, 1872-1909" (5) 77pts  LS
伊藤 純英 "Foreign Mail in Nagasaki, Japan 1875-1905" (8) 86pts  LV
正田 幸弘 "Postal History of Brazil 1795-1877" (8) 96pts  LG SP+GPIC
 
エアロ
立川 賢一 "Airmails carried by Graf Zeppelin" (5) 81pts V
 
テーマティク
村山 良二 "CZESLAW SLANIA The World of engraving stamps" (5) 75pts LS
 
ワンフレーム(伝統)
池田 健三郎  "Japanese High-value Definitive Issue "Fujiwara-no-Kamatari
                        5Yen"" (1) 84pts
 
モダン
伊藤 文久 "Ukrainaian inflation 1992 - 1996" (5) 85pts LV
 
郵趣文献
土屋 理義 "Pictorial records and unknown historical episodes: Stamps and Mail under
Japanese occupation of Southeast Asia"   73 S
公益財団法人日本郵趣協会 "New Year's Mails and History of the Greeting Stamps"   77pts LS
公益財団法人日本郵趣協会 "Visual Japanese Stamp Catalog Vol.1, Vol.2, Vol.3, Vol.4"    82pts V
 
以上、カッコ内はフレーム数です。

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2016年6月 6日 (月)

World Stamp Show New York 2016

先月末からニューヨーク滞在、はや10日。ニューヨークで開かれた過去最大規模の世界切手展「World Stamp Show New York 2016」の参観が最大の目的です。

「いち出品者」を満喫するはずが、結局、コミッショナーのアシストや連合の秘密ミッションで、何やかんや仕事をせざるを得ませんでしたが、まあそれはそれで濃い10日間になったと思います。4,000フレームを超えるというものすごい作品数で、日本からも23作品のフレーム出品が参加しています。

結果は既報の通りですが、今回は公式発表として、枝点まで切手展のHPに載っており、なかなか便利です。帰国したら、現地での経験を備忘録代わりにこのDiaryで少し書き留めておこうと思います。


 

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2015年11月24日 (火)

郵便史部門・サブクラス2C

 郵便史部門と言えば、A:(狭義の)郵便史と、B:マルコフィリー(郵便印収集)の2つのサブクラスに昔から分かれていました。

 国際展やいくつかの国の国内展では、最近になって、これに加えて、C:Historical, Social and Special Studies(歴史的・社会史的・特別な研究とでも訳せばよいのでしょうか)というサブクラスが導入されました。これがいわゆるサブクラス2C(2というのはルールブック中の章(Article 2: Competitive Exhibits)の番号です。

 ルールブックには明文化されていますが、次のようになっています。

Article 2: Competitive Exhibits

(AとBの項は略)

C. Historical, social and special studies exhibits which examines postal history in the broader sense and the interaction of commerce and society with the postal system (refer examples in Article 3.2).

ここで、参照せよとされている、Artcle 3.2の実例というのは次の部分です。

3.2 Historical, Social and special studies (sub-class 2C) exhibits would include material developed by commerce and society for use in the postal system and may include non-philatelic material where relevant to the subject of the exhibit. The non-philatelic material should be incorporated into the exhibit in a balanced and appropriate manner in such a way that it not overwhelms the philatelic material.

Examples of Historical, social and special studies include:

  1. Telegram services
  2. Greeting cards (including Valentines)
  3. Illustrated, Pictorial commercial envelopes used in a postal system.
  4. Studies of the effect of the postal system on commerce, society and industry.
  5. Historical, local and/or regional studies.
  6. Studies related to an event or historical landmark

All exhibits under sub-class 2C must be capable of being exhibited in standard exhibition frames.

 要は非郵趣材料を使える、社会や郵便システムの発展についての郵便史作品ということで、わかるようなわからないような・・。郵便史委員会のホームページには作品の実例が載っていますが、これも「材料を変えれば2C作品になるかも」みたいなものばかりでピンときません。

 でも、もしかすると、私のティンキャンメール作品はここにフィットするかもと、ふと考えたのが、今回の出品のきっかけでした。

 2012年のインドネシア展では、お忙しいお時間を1時間も割いていただいて、ティンキャンメールのオープン作品のコピーと展示作品の実例を用いて、FIP郵便史委員長の個別集中レクチャーを受けました。その後、FIP展に申込むも出品できず、今回の香港展への初出品と相成ったわけです。

 今日のクリティーク(審査員との対話)では、担当のオーストラリア(2C導入済)のチームリーダーから意見を聞きました。技術的な問題(むしろもっとダブルページを使いなさい等)はありましたが、おおむねマテリアルの使用方法はOKとのお墨付きをもらいました。

 のちほど、郵便史委員会のNo.2(事務局長)を務める、香港のアンドリュー審査委員長ともお話しましたが、展開はOKで、むしろインポータンスの点数などは、通常の郵便史でなくサブクラス2C作品としてみれば、今回付いた8点ではなく、9点というほぼフルスコアでも良いのではないかというありがたいお言葉をいただきました。とにかく国際展の審査員も新ルールにいまひとつ追いついていないので、多少、的外れな意見を述べる審査員メンバーが出たりするのは現状では致し方ないようです。

 加えて、先ほどのオーストラリアのチームリーダー、実は前述の委員会ホームページの担当で、よかったら今回のティンキャン作品を郵便史委員会のホームページの実例で使いたい(!)ので、日本に帰ったらスキャンを送ってほしいと。おお、待ってました!

 国際展のサブクラス2Cに実際に出品された作品のうち、最初の委員会HPでの実例紹介になります。ありえないほど名誉なことで、即OKしました。

 出品を繰り返すなどして、もう少しよく勉強し、日本の国内展にも、いつかそのうち導入出来たらな、と考えています。

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2015年11月23日 (月)

苦節15年・・・

 遅くまで飲みに行き、パルマレスから一晩あけて・・。

 思うのは私の「U・新小判切手」作品の長かった戦いです。"NEW"が入ると不利だからとKOBAN 1883-1892というタイトルにしたのは、大学の頃だったでしょうか?本当にはるか昔の話です。

 国際展に出すようになってからも、15年前のBANGKOK 2000(国際展初出品)では、大銀賞。当時、日本人の審査員の方に「どうやったら金銀賞に上がりますか?」と聞いたら、「新小判だからね・・(無理だよ)」とのお返事。この衝撃は忘れられません。

 当時の作品は使用例中心、製造面が弱かったので、とにかくその充実、そして、とにかく(U・)新小判の地位向上が目標でした。

 大金賞、金賞がどんどん出ている旧小判のコレクションと、よくて金銀賞しか行かないU・新小判。U・新小判でしかできないことは?と考え抜いたあげく、ブロック中心で作品を作るようにしたのが、2003-2005年ころ。

 2006年の台湾アジア展では初めて大金銀賞にアップします。その後、ブロックが充実している2つの大コレクションを幸い吸収合併することができ、夢にも見ていた幻のシートが次々市場に出てきて、2011年に金賞(中国無錫アジア展)、2014年にFIPでも金賞(PHILAKOREA)、そして今回ついにアジア展ながら、(絶対無理と言われていた)大金賞にまで到達したわけです。

 切手展の賞は個人的な賞と思われがちですが、同じ国の同じシリーズ、あるいは今まで成績が伸びなかった違うシリーズの賞にも当然影響が及びます。一時、「金銀賞しか取れないシリーズ」だった、U新小判の最高賞が大金賞まで上ったことで、他のシリーズも金あるいは大金を取れる可能性が膨らんでいくはず。

 日本切手全体の底上げにつながったのではないかと思います。

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香港展パルマレス終了

 ご機嫌の新小判初LG+SP、初出品の郵便史ティンキャン初LV+SPから一転、なんと新小判とコイワさんの「Indian Campaigns」がグランプリインターナショナルのキャンディデート(候補)になっているのが判明。ホントかいなという感じ。いずれにしても日本にグランプリが来ることになりました。

 パルマレスは本日夜19時から。会場のある湾仔から少し離れたホテルでの開催でした。私のキャンディデートは実は5回目。そのうちハズレは4回であまり期待しないようにしていますが、それでも落ち着かないものです。

 グランプリクラブ招待展示の記念メダルをいただき、本来は感動のはずの大金賞のメダルをいただき、そのときを待ちます。数票差の接戦でしたが、結局、「Indian Campaigns」が受賞ということで、賞品の額は2ndコミッショナーのナイトウさんに代わりに受け取っていただきました。「残念だねー」「また次に」の嵐、嬉しいはずの大金賞で、いつもこの言葉ばかりかけられているというのも不思議なことです。

 何はともあれ、コイワさんはじめ、日本からの出品者の皆様、ご受賞おめでとうございました。

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2015年11月22日 (日)

HONGKONG2015アジア切手展速報

 フレーム出品のみとりいそぎ先行してお伝えします。速報の為、間違いがあった場合はご容赦ください。

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2015年8月20日 (木)

Singapore2015世界切手展閉幕

 シンガポール世界展が8月14日から19日まで開かれたのに合わせ、シンガポールに来ていましたがきょう帰国します。観光に行ったりしたこともあり、今回は6泊の旅行中、切手展参観は実質3日でした。

 今回はいち出品者でしたが、全日展で使っている審査用のシートを事前に準備しておき、賞が出る前にささっと審査の模擬演習をしてみました。時間が2-3時間しかなかったので、アジアの郵便史だけでしたが、賞が出る前に自分なりの点数をつけ終わることが出来ました。

 本年4月の台湾アジア(FIAP)展で1回目が無事終わったアジア展の見習い審査員、これをもう1回終わらせると、次はたぶん2、3年以内には世界(FIP)展の見習い審査員ということになります。見習い=実技試験の場でもありますし、機会があれば、事前練習しておくに越したことはありませんから。結果と見比べて答え合わせしましたが、多少上下はあるものの、まあだいたい良いところでした。アジアでは、アラブ系の作品は見慣れていないので苦労しますがだいぶ慣れてきました。

 さて、日本からの出品物の入賞結果は先にアップした通りですが、悲喜こもごもあるものの、全体を通じて1-2点低い方が多く、少し厳しめだったかもしれません。賞が下がってしまった作品もありましたが、やはりそれぞれ、それなりに明快な理由はあるようです。クリティーク(審査員との対話)で審査員から意見を直接聞かれた方も多く、役立てて、次回、捲土重来を期されてはと思います。

 私も今朝はクリティークに立ち会わせていただきましたが、リーフに郵趣材料の説明をきちんと書く、とくにハイライトのアイテムは、そのアイテムの何が/なぜ/どのくらい珍しいのか、はっきり明示しないと、審査員に素通りされてしまっても文句は言えません。審査員なんだから放っておいても珍しさに気が付くだろう-ではなく、rarityを審査員に正確に伝えるのは「出品者の責任」というのを常に気を付けて作品を作りたいところです。

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2015年8月19日 (水)

Singapore2015入賞結果速報

シンガポール世界切手展の入賞結果速報です。速報のため、誤記等あるかもしれませんがご容赦ください。

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2015年5月21日 (木)

国際展で認められるリーフサイズ

 国際展の出品規則中、リーフサイズを規定するところで次のようなフレーズが良く出てくるのをご存じの方も多いかもしれません。

 ・各フレームには標準サイズ23cm x 29cm のリーフが最大16 ページ(4×4)収容可能です。
 ・23cm x 29cm 以上のサイズ、黒色・濃色のリーフは受け付けません。

 この2項目の「23cm x 29cm 以上のサイズ・・は受け付けません」の解釈が問題で、これまでもしばしば問題が生じてきました。これを文面通りにとらえると、リーフを2枚つなげたダブルリーフや、(テーマ作品や航空郵趣でよく見かける)1段3分割サイズのちょい横長リーフは「サイズ外」ということになってしまいます。でも、実際に国際展の会場を見て歩いていると、ふつうによく見かけるリーフのサイズですし、あれが「規則違反」とはとても思えません。

 もちろん何でもかんでもダブルリーフにするのが良いかどうかは意見が分かれるところでしょうが、それとこれとは別問題。大判のシートや迫力のある多数貼カバーなど、どうしてもダブルサイズでないと並べられない希少な大判マテリアルも世の中には多いわけで、それを一律展示できないと決めつけてしまうのも変な話です。

 日本の場合、対応はコミッショナー判断に任されていましたのでかなりバラつきがあり、極端な場合は、文面通り、ダブルリーフを含む作品は一切出品できなかったこともありました。

 さて、今回、FIPのホームページのトップに掲載されたのが次の図。推奨される展示リーフサイズ(Recommended Exhibit Sheet Size) と書いてあります。FIP理事会の決定事項として正式に発表されました。

 1段目はシングルでA4と、23×29cmの2つが例示されています。2段目のダブルはA3と、46×29cm、3段目は1段3分割で31×29cmです。つまり、少なくとも、必要性があるダブルサイズリーフ(指定サイズ)を展示しようとすることを理由に、展示を拒否されることはなくなったということです。

 もちろん、各国切手展ごとの特殊なフレームサイズ(僅かにサイズが小さい等)により、展示に制限が加わることはありえますのでご注意いただきたいと思います。たとえば、今回の台湾展で使われていたフレームはJAPEXでも使っていたアメリカ製のフレームですが、横幅23cmのリーフを4枚並べようとすると、実際には、どうしても少し重ねないと並びません。また以前の複数の国の国際展では、A4の縦(29.7cm)ですと上のストッパーに収まらず、やむを得ずリーフが両面テープで固定されたこともありました。また、コミッショナーの運搬・安全上の理由で、大きいダブルリーフの運搬に制限がかかることもありえますので、そこは各切手展の特別規則(日本語訳含)に十分従ってください。

 いずれにしても「ダブル」「1段3分割」がFIPの運用上、正式に認められたのは画期的なことで、ダブルリーフ好きで通っている私(そうは言っても、最近は運んでいただく皆様のお手間も考えて最小限の枚数にしていますが・・)としては、永年のもやもやが解消されて、晴れ晴れとした気分です。

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2015年4月29日 (水)

切手展の作品作りについての備忘録

 作品作りについて、今回感じたこといろいろ・・。(元々知っていることも多くありますが。)

1.作品のタイトル:命名は慎重に・・

 自分が何を展示したいのか、慎重に考えて、シンプルにつけることが必要。かっこつけて、オシャレなタイトルをつけて損をすることもある。

2.タイトルが決まれば一本道

 タイトルをつけたら、自ずとストーリーや展示できる範囲は制限されてくる。珍しさとか思い入れの誘惑につい負けて、(本で言うところの「豆知識コラム」的に)うっかり一本道から外れるものを展示するのはやめた方がいい。

 タイトルページに論理的なプランを分かり易く、きちんと書く。郵便史のプランはあまり細かすぎないように-章と節(つまり二階建て)位で十分。

3.知識は書込み

 知識は書込み。なぜ私がこの材料を選んで展示したかが、誰にでも一目でわかるように。消印の年号等、つまらないケアレスミスに注意-多いと減点をくらうことも。

 珍しい使用例で切手が脱落した封筒をやむを得ず使う場合でも、きちんと脱落していること、そして額面が何の切手が脱落しているのか、きちんと分析して書く-それがスタディになる。

4.状態に注意

 展示材料で、封筒が裂けたり、封筒・はがきの角が欠けていたりするのが目立っていないか?状態が劣るとそれだけ点数を損する。

 状態の良いものを集めるように心がけるのは当然ながら、一方で、「材料の欠点をどれだけ目立たなく見せるか?」というプレゼンの技術とも密接にかかわってくる。

 プレスタンプのカバーや消印のコレクションでは、消印や印章の状態(鮮明か薄かったり、ぶれていないか)も重要。とくに切手上の消印は完全印影が求められる。(単片だと通常は難しく、田型なら完全印影になる) でもカバーの方が情報量があるのでカバーがベター。

5.プレゼンテーション

 まずは使うリーフから。紙色の新旧が混在していたり、紙の大きさがごちゃごちゃなのは論外。それだけで3点になることもある。

 概ね「悪くなければ」5点中4点はもらえる。でもやはり上位(金賞以上)を狙うなら5点が欲しい。

 遠くから見てフレームのバランスはどうか、近くで見てリーフ内のバランスはどうか?全体的にみてリーフの空白スペースは目立たないか?空白は何かで埋めるようにしよう。

 使っている材料のサイズや配置(1リーフに単片+カバーが混在)もプレゼンには影響する。

 文字の大きさ、タイトル文字の大きさは適当か。大きすぎたり小さすぎたりしないか?妙にカラフルなリーフになっていないか?書き込みが小さい文字でごちゃごちゃ書き過ぎてはいないか?

 書き込みは読みやすい字体で-リーフはカリグラフィーの練習ではない。

 裏全体のカラーコピーを貼る際は、縮小して貼るが、縮小しずぎていないか?裏のコピーのうち消印部分だけトリミングした方がよくはないか?(消印部分だけのコピーなら原寸でもOK。もちろん明らかに不必要な裏コピー(ただの絵葉書絵面とか重要性の低い着印とか)を連用するのもNG。

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TAIPEI2015閉幕

 あらしのような5日間が閉幕しました。

 前半3日間は初めてのアジア展審査見習い。朝一番から夕食の前まで、ほぼびっちりのスケジュールで忙しい日々を過ごしました。チームはベテランの正審査員2人に見習い(ほかの2人は2回目ですが)3人だったので、まるで、どこに行くにも親カモの後をコガモが3匹チョコチョコついていく状態。1匹でも離れると目立ちますし、皆、必死に追いかけていくわけです。これは本当に疲れます(苦笑) 研修医になりたての頃を思い出しました。

 おかげさまで無事、実技試験も比較的良い成績で合格し、次回は2回目の見習いということに相成りました。国内展では20年以上のキャリア、チームリーダーはもちろん審査員長までやった「見習い」はあまり前例がないとは思います。審査でやる作業はほぼ同じとはいえ、ベテラン国際審査員の本音の意見をじっくり聞けたのは、目からうろこの連続でした。

 とくに担当部門の日本からの作品は、本来のワーク終了後に、チームリーダーに特別に時間を1時間以上割いていただき、追加で1対1で個別集中補習までやってもらいましたので、昨日のクリティークでは「こんなに詳しく教えてもらったのは初めて!」と喜んでいただけました。今回、自分の郵便史作品の構成技術も一段階バージョンアップできたような気がしています。

 3日間の審査の後は、4日目が一日エクスカーション(審査員コミッショナー等を対象にした近郊への小旅行)&パルマレス、5日目最終日が午前中クリテーク、昼にグランプリクラブのランチ、すぐにセミナー、撤去。結局、担当以外の作品を見られたのは2時間くらい?もう少し余裕が欲しいところですね。

 審査員の名札を付けていることもあり、外国の皆さんも積極的に顔を覚えていただき、より人脈も広がりました。2回目の見習いは来年以降のようですが、それまでに今回の反省点を生かして準備を進めようと思います。

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TAIPEI2015日本人入賞結果(速報)

伝統郵趣-アジアオセアニア(Class 2B)
Yamashita, Tetsuya ”Japan Showa Series 1937-1946”(5)  V(83Pts)
Ishizawa, Tsukasa ”Ryukyus 1945-52”(8)  G+SP(93Pts)
Iwasaki, Zenta ”Siam Classic”(8)  V(87Pts)
Murayama, Kousuke ”Japan Chrysanthemum Series 1899-1910”(5)  V(83Pts)

郵便史-ナショナル(Class 3A)
Shimizu, Masaaki ”Japanese Postal History in Taiwan”(5)  LV(89Pts)

郵便史-アジアオセアニア(Class 3B)
Ando, Gensei ”Early Cancellations of Okayama Prefecture (Bizen, Biccyu and Mimasaka Provinces)”(8)  LV(86Pts)
Yoshida, Takashi ”Roman Machine Cancellation of Japan”(5)  V(84Pts)
Ohba, Mitsuhiro ”US Postal Agency in Shanghai & Early History 1802-1922”(5)  V(82Pts)
Ikeda, Kenzaburo ”Prompt Delivery in Japan as Nationwide Services”(8)  LV(87Pts)

ステーショナリー(Class 4)
Komiyama, Satoshi ”Koban Post Cards”(5)  V(80Pts)

郵趣文献(Class 11)
Narumi Co ”Data Book of the Japanese Railroad Cancellations” S(70Pts)
Narumi Co ”The Japanese Scenic Cancellations” SB(68Pts)
Shoda, Yukihiro ”A Guidance for Philatelic Literatures”S(70Pts)
Ikeda, Kenzaburo ”Japanese Postal History of Official Compulsory Delivery for Lawsuit Documents”LS(78Pts)
Japan Philatelic Publications Inc ”National Palace Museum” SB(62Pts)
Tamaki, Jun-ichi ”Postal History of the Japanese Military Mail 1894-1921” LV(85Pts)
Stampedia Inc ”Stampedia Philatelic Journal” LV(85Pts)
Japan Philatelic Society Foundation ”Visual Japanese Stamp Catalog Vol 1, Vol 2, Vol 3” V(80Pts)

ワンフレーム(Class 12)
Ikeda, Kenzaburo ”Japanese High-Value Definitive Issue "Fujiwara-no-Kamatari 5 yen"”(1)  (81Pts)
Sugihara, Masaki ”British Military Air Mail Stationeries in WWII 1941-1945”(1)  (82Pts)

現代郵趣(Class 13)
Araki, Hirotaka ”The Postal History of Lithuania Registered Mail 1989-1996”(5)  V(83Pts)
Sudani, Nobuhiro ”Japan Definitives: 1980-1988”(5)  V(83Pts)

以上、入賞結果速報です。速報のため、入力の誤り等あることがありますので、予めご了承ください。

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2015年4月24日 (金)

台湾へ(TAIPEI2015アジア切手展)

 今日から日本ではスタンプショウですが、私は昨日から台湾にやってきました。今日(4/24)から4/28までの5日間開かれる、第30回アジア国際切手展<TAIPEI 2015>が目的です。

 今回は初めて、アジア展のアプレンティス(見習い審査員)としての参加となります。日本の国内展では最初に審査をしてからもう25年(成人の国内展に関わってからでももう20年)経ち、国際展も出品者やコミッショナーとしては散々参加してきましたが、全部英語で審査をするのは当然初めて。しかも最後には口頭試問もあるとか。

 展覧会のルールの再確認等、準備はそれなりにしてきましたが、さすがに緊張しています。さあ、気合を入れて頑張るとしましょう。

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2015年4月12日 (日)

第1回郵便制度史展

 土曜は東京・目白で開かれた「第1回郵便制度史展」と、続いて開催された記念カンファレンス、レセプションに参加してきました。同イベントはJIPP(特定非営利活動法人・日本郵便文化振興機構)も後援しており、それもあって参加しました。

 切手展は切手の博物館のスペース1・2で開催されたので、本当に久しぶりに博物館の建物内に行きました。車で近くを通ったことはあるものの、考えてみたら、最後に建物内に入ったのは2008年8月末。計算してみたら6年半ぶり?2400日超?!ワォ

 ミニペックスに顔を出したら、随分珍しい人が・・といろんな方に声をかけられました。切手展の方は片山さんの熱い作品解説があったり、出品された7人の作品もどれも見ごたえあって、非常に楽しめました。2400日の禁を破って(・・というわけでもありませんが)、伺った甲斐がありました。

 記念カンファレンスとレセプションは目白の駅前のイタリアンレストランにて。駅前も、おんぼろビルがピカピカのショッピングビルに建て替わっていたりして、ずいぶん景色が変っており面食らいました。まさに浦島太郎ですね。

 20名程度の熱心なフィラテリストが参加、カンファレンスはネット中継もされたとか。「郵便制度史」を厳密に狭く適用するとテーマも絞られてしまいますが、考えてみたら全ての郵便は郵便制度なくして存在しえないわけで、「間口を広く、敷居を低く」して2回、3回と続けていきたいというので非常に期待しています。

 最後はレセプション。場所がらを考えるとお手頃な会費でしたが、きちんとした着席・フルコースディナーで、美味しい食事を囲んで楽しい歓談の時間を過ごせました。日本の郵趣界では、受賞記念パーティ等を除いては、こういう企画がありません。フィラテリーも洗練された大人の知的活動ですし、年に1、2回はこういうものがあっても良いですね。

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2015年4月 2日 (木)

訃報 - 大橋武彦さん

非常に残念なお知らせをしないといけません。

広島の郵趣界の強力な牽引役として、また小判切手や郵便に関するテーマティクのコレクターとして有名だった、広島・呉の大橋武彦さんが昨日、お亡くなりになったことを、小判切手振舞処の清水の親分の緊急連絡網で、本朝お聞きしました。

私が小判切手を集め始めたのは1980年代前半でしたが、このころ広島蒐郵会が出版したコレクション集『小判切手』、中でも大橋さんの作品は私の小判切手の最初の先生でした。
その後、大学合格記念で西日本ひとり旅に出た際にその広島蒐郵会の例会に出席したのが直接お会いした最初だったと記憶しています。

しばらくして、JPSのユース育成にかかわるようになり、活動の一環として訪れるようになったのが、大橋さんを中心として毎年行われてきた「スタンプショウ=ヒロシマ」。ほぼ毎年のような訪問、そして近年の作品展示・解説は、わたしがJPSのユース委員長、理事、副理事長になっても、そしてそれを辞め、JIPPの代表や新連合の理事になって大きく立場が変わっても続いています。大橋さんとの深い信頼関係があってのことでしょう。

毎年、大橋さんと相談してその年のご招待いただく作品を決めますが、私の朝鮮作品や小判切手など、国内で通常展示しない作品も、広島でだけは(大橋さんに何か協力したくて)真っ先に展示して参りました。今年も、昨年のJAPEXでベストオープン賞をいただいた「ティンキャンメール・ヒストリー」を展示することになっています。大橋さんのテーマとも少し重なる作品で、ぜひ解説を聞いていただきたかったのですが...。残念でなりません。

広島の郵趣界の皆様は大黒柱とも言うべき重要な人材を亡くし、これからが正念場になると思います。ぜひ、大橋さんのご遺志を継いでがんばっていただきたいと思います。もちろん私も協力は惜しみませんので。            

そういう経緯もあり、どうしてもお別れのご挨拶をしたくて、たった今、広島空港へ降り立ちました。お通夜に顔を出して、そのまま最終便でとんぼ返りする予定です。

ご冥福をお祈りします。

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2014年12月 7日 (日)

作品撤去と切手展終了

最終日の6日は夕方から作品撤去ということで、会場に戻りました。しばらく待っていると、フレームから外すのと作品のチェックを同時にやるとのこと。われわれもFIP展・FIAP展の2グループに分かれ、現地スタッフとペアで立入禁止となった展示スペースに行きます。

今回の切手展、私は中盤からの参加で、設営・展示の際は、まだマレーシアに来ていなかったので、初めてフレームを開けるところを横でじっくり見せてもらいました。今回使用したマレーシアのフレームは、2年前に現地で制作したとのこと。わりと良くできたフレームに一見思えましたが、どうも実際に使うといくつか問題があるようです。

ひとつはリーフを差し込む上下の樋が硬いプラでできており、時々割れたりすること。プラと底板の間が狭いのでリーフの差込み・抜取りに結構苦労されていました。もう一つの問題はA4の高さ(29.5cm)がゆったり入る位置を基準に位置決めをしたため、ボストークのように高さが28cmだと上の樋に届きません。それを強い両面テープで留めたものですから、リーフもフレームの底板も汚れるし、撤去も手間が増えてしまいます。また、表面のアクリルと底板の距離が離れているのも問題で、展示中リーフが反ったり、樋から外れてリーフが落ちたりとトラブル多発していました。フレームの横幅は非常にゆったりしていて幅23㎝でも余裕で入り、よかったですね。

日本でも近々フレームを作る必要に迫られることが出てくると思いますが、業者任せにせず、よほど考えて作らないといけないと改めて感じた次第です。

これから帰国の途に就きます。LCCのエアアジアXは2時間遅れるそうで(早々にショートメールが届きました)、羽田着は日付が変わりそうです。

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2014年12月 6日 (土)

クリティークとFIAPグランプリクラブ

最終日は審査員vs出品者の会話の時間「クリティーク」、そして昼はFIAPグランプリクラブのランチでした。

午前中のクリティークはコミッショナーの内藤さんがFIP展・テーマ部門の審査員ということもあり、日本からのFIAP展出品は、(会場にいらっしゃる方を除き)代わりに私が審査員のご意見を拝聴することになりました。

まずは来場している日本人出品者のクリティークをそばで聞き、そのあとはそれ以外の出品物の審査員を捕まえて意見を聞きます。須谷さんの産業図案、長谷川さんの印紙、木戸くんの北朝鮮(ユース)はしっかり代理で聞いておきましたので、出品者の皆さんにフィードバックできると思います。

昼からはFIAPグランプリクラブの会合。近くのホテルの中華での開催です(費用は自腹)。今日はたまたまテイFIP会長のお隣に座らせていただいたので、いろいろお話をできてよかったです。それが終わって会場に戻ると、早いもので撤去がもう始まっています。グランプリクラブの2リーフは返してもらい、いよいよこれから皆さんの作品の返却。会場に戻らないといけません。

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(上:審査員からのクリティークを受ける出品者、

下:FIAPグランプリクラブの会合)

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2014年12月 5日 (金)

パルマレスで表彰

今回は「通常の出品」はしていませんが、“通常でない”出品はしています。コートオブオナーのコーナーにFIAPグランプリクラブのメンバーの末席を汚しております。タイランド2013の「村送り切手のシート」に続く第2弾として、ヒンデンブルク号のクラッシュカバーを展示させていただきました。同事故のカバーは360通程度が焼け残ったとされており現存するのはその半分強位でしょうか。

手元にも焼け具合が「レア」(ほとんど焼けていない)のものからウエルダン(ほとんど焼け残りの切れ端)まで何通かありますが、なかでも5月4日の飛行中の日付の消印の押されている(実際には5月4日は積み込み直前にドイツで押したようですが)現存6通とされるカバーを選びました。

展示を行うと、パルマレスでも壇上で表彰いただけます。今回もテイFIP会長はじめ、10人くらいのそうそうたる展示者と一緒に登壇させていただき、メダルと特別賞のような盾をいただきました。パルマレスに参加した日本人は、今回V以上の表彰だったこともあり、審査員(別途表彰)以外全員登壇しメダルをもらって帰りましたので、私も「おみやげ」があってよかったです。

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2014年12月 4日 (木)

Malaysia2014入賞結果

だいじなことを書き忘れていました。

3日に審査は終わっておりましたが、4日の朝の時点で賞の貼り出しも終わり、結果公表可となりました。下記は本日夜に公式に実行委員会から日本宛に告知された結果表に基づいています。()内は点数です。

世界展

(ユース)

・木戸裕介 North Korea 1946-53 LV+SP/ユースクラスCベスト賞(86)

※ちなみに年齢別19-21歳(CLASS1C)のベスト賞(全体のベストではない)です。おめでとう!

(テーマティク)

・江村清 The History of Artist's Portraits – The Transition of Western Art over 600 years LV(85)

・村山良二 Czeslaw Siania: The Story of His Great Work of Engraving Stamp LS(78)

・榎沢祐一 Trams – Its Development and Competitors G(90)

・大沢秀雄 The Blind LV(86)

アジア展

(伝統)

・須谷伸宏 Japan Definitives, Vocational Series LV(85)

・吉田敬 German States before German Empire LV+SP(88)

(郵便史)

・増山三郎 Censorship of Netherlands East Indies in Singapore and Penang from September 1939 to February 1942 V(81)

・池田健三郎 Prompt Delivery in Japan as Nationwide Services LV(87)

・岡本哲 Japanese Postal History of Official Compulsory Delivery for Lawsuit Documents LV(86)

・行徳国宏 Postal History of Postwar Express in Japan V(80)

・和田文明 The United States Registry Systems, 1880-1910 LV(85)

(印紙)

・長谷川純 The Documentary Revenue Issue of Japan 1873-1875 LV+SP(85)

(文献)

・鳴美 『小判切手 =事故印=』 V(81)

・鳴美 『日本記号入切手カタログ』 V(82)

・正田幸弘 『文献散歩道』 S (70)

・玉木淳一 『日本軍事郵便史1894―1921』 LV(85)

・スタンペディア 『Stampedia Philatelic Journal』 LV+SP(85)

・スタンペディア 『スタンプクラブ』 LS(76)

・日本郵趣協会 『ビジュアル日本切手カタログ』1-2 V(81)

以上です。受賞された皆様、おめでとうございました。

世界展ユースの木戸くん(初期北朝鮮)、アジア展は吉田さん(ジャーマンステイツ)、長谷川さん(手彫証券印紙)、Stampedia Inc (Philatelic Journal)に特別賞が付きました。世界展が5作品でG1個、LV3個、SP1個、アジア展(フレーム)が8作品でGは無いものの、LV6個、SP2個は好成績でした。

 

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セミナーデー

今日は朝から夕方までセミナー4連続の「セミナーデー」。テーマ、郵便史、エアロ、ユースの4連続です。朝一番のセミナーから参加するぞと張り切っていたのですが、二度寝した挙句、目が覚めたのはなんと10時^^; 大寝坊でした。しかも喉をやられて咳は出るし、起きようとしたら脚は攣るし。さすがに徹夜明けでほぼ一日、夜までうろついていたダメージは思いのほか大きかったようです。

1個目は(一番私に縁のない)テーマティクなので参加はあきらめ、朝食会場へ。すると偶然にもFIAP(アジア郵趣連盟)のスラジ会長とエレベーターで出くわし、朝食をご一緒させていただきました。短い時間ながら日本の若い審査員を今後増やしたいこととか、FIAP展をやったことがないのは有力国で日本だけだとか、そういう意見交換をさせていただきました。

FIPには「FIP審査員就任時に60歳以下」という内規がありますが、ほとんどの日本の国内展審査員は55歳以上で、それは日本にとって結構重いと説明したところ、君はいくつなんだ30か?ですって(笑) 45ですよ-と言ったら驚いていました。日本人は若く見えるんですかね。

さて、セミナーの方は、郵便史は審査基準のポイントを示すセミナー。2013年夏のバンコクで聞いたものと同じ(Steamline 2と呼ばれているもの)です。スライドはPostal History Commissionのページからダウンロード可能です。

午後はエアロ(航空郵趣)。こちらもブラジル世界展のセミナーをベースに、本夏の韓国展のエアロ委員会の会議の内容を加えたもので、元となったスライドはAerophilately Commissionのホームページからダウンロード可能です。(スペイン語がかなり入っていますが・・) 質疑応答で、航空郵便の横長封筒を大判リーフに並べることの是非について確認したところ、各国の封筒の横幅が異なるので一概には言えないが、講師(スペインのアラナス氏)の集めている分野のカバーは全くA4リーフに入らないので、横3枚(横幅がA4の1.333倍)のリーフを使い、各リーフ2通ずつ(1段で6通)展示している。通常のリーフに封筒を斜めに貼るのはありえない、との回答を得ました。

最後はユ-ス。こちらもテーマと伝統郵趣に分けて審査基準のポイントが説明されました。

続いて場所を移してFIAPの会議(EXCOミーティング)に参加、今後開催される国際展に少し動きがあったので、これも「全日本郵趣」のカレンダーに反映していきます。NZ2018の話が「中心となっていた実行委員長の転居」で飛んでしまった、というニュースは、個人的にはショックでした。オークランドに久し振りに行きたかったのですが。

夜は香港展のパーティ。いつも同じようなホテル飯が続くことが多い、切手展のレセプションとしては珍しく、非常においしい中華料理に舌鼓を打ちました。

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2014年12月 3日 (水)

マレーシア2014に到着

12月1日から6日までマレーシア・クアラルンプールで開催されている、世界ユース切手展+アジア切手展<Malaysia2014>にやってきました。今回は通常の出品はしていないので、気楽な一人旅です。

現地到着は3日の早朝、はやりのLCCの深夜便でやってきましたが、うまく寝付かれず、ほぼ徹夜状態で早朝到着。ホテルがアーリーチェックインさせてくられたのは本当に助かりましたが、さすがにすぐ会場に行く気にはなれません。

昼前にやっと行けました。審査員兼コミッショナーの内藤さん、アシスタントコミッショナーの榎沢さんをはじめ。数人の日本人の皆さんとお会いでき、作品を見て回ります。

夕方からは「現代郵趣」のセミナー、前半はルールとQ&Aで、これは以前入手していたペーパーと同じ内容、後半は中国における実例ですが、中国語のリーフばかりで今ひとつピンときませんでした。現状、ほとんどの国際展では21世紀発行の切手しか対象でなく、日本の場合、なかなか具体的な作品が思いつきませんが、現代郵趣の審査が(ものすごく)甘いのは韓国展の結果を見てもわかります。いずれにしても、近いうちに私が編集している「全日本郵趣」等で解説したいと思います。

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2014年10月 6日 (月)

Tonga Tin Can Mail History 1882-1947

 思い立って、JAPEX2014に出品することにしました。作品名は「Tonga Tin Can Mail History 1882-1947」、懐かしの?ティンキャンメールです。

 最後に展示したのは、2005年、NZ・オークランドの全島切手展(金賞+SP) 、その前年はアメリカのAPSスタンプショウ2004(金賞<96点>+ベストディスプレイ部門+モストポピュラーアワード)。日本では、オープン切手展2001のグランプリから始まり、サマーペックス2003の「トンガ切手展」(おお懐かしい・・)が最後ですかね。マルコフィリーなど全く切り口を変えたワンフレームは一度や二度、非競争出品しましたが。

 日・米・NZのオープンクラスを3か国制覇し、米国・NZでは「もう改善点はない」とまで審査員に言われた作品ですが、数年に一度しかない国際展に色々あって出せないうちに、10年経って国際展の出品資格がなくなってしまいました。新しい収集家の方の中には、私がティンキャンメールのコレクターなことを知らない世代も出てくる始末。時の経つのは早いものです。

 ともあれ、10年近く放置されていた作品を引っ張り出すと、保護ラップを留めるセロテープの色が茶色に変っていたり、時代を感じます。国内展に競争で出すなら、わかりやすく日本語に作り替えないといけません。日本にはティンキャンメールの知識がある人なんてほとんどいないでしょうから。

 今回、JPSのフレームに収めるため、21.5cm<ボストークの横幅>×29cmにリーフサイズを変更。幸い英語版のデータは、各ファイルの断片を合わせれば、全リーフパソコンに残っていましたが、当時はまだ普通の灰色サブトンを切り貼って使っているリーフも多く、ほぼ1からの作り直しです。しかも7フレームを5フレームに縮める必要も。マテリアルはこの10年間も毎日欠かさずeBayチェックして数百点近く増えていますので、絞り込みは本当に苦労しました。

 思わぬ発見もいろいろありました。実は朝鮮日本局の作品の黎明期は、当時私の最先端の作品だったティンキャンメールの作品を応用しており、とくに「世界から~世界へ」の節、destinationにこだわるところなどはそっくりです。今回は、朝鮮の作品で覚えた当時の新聞のshipping listで便を調べる方法をティンキャンに逆応用したら、時期不明のカバーの年号がわかったりしました。オージーの新聞は今はインターネットから閲覧できますから。なんやかんや半月位かかってやっと完成、先週半ばには無事納品でき土曜の搬入締切に間に合いました。

 最近珍しい、いわゆる「郵便史系」のオープンクラスの作品です。FIPの定める郵便史2C(Historical, social and special studies)は、残念ながら日本ではまだ一切採択されていないので、いわゆるソーシャルクラスの作品は「オープン」に出すしかありませんし、(狭義の)郵便史に出すには、絶海の孤島は最初期のカバーが少なすぎ、切手の原画や写真等の手を借りないと、時代を連続的に展示できません。そういうわけで今回、郵便史部門へのエントリーは回避しました。

 パワーアップして帰ってきた執念のオープンクラス作品、ぜひご覧いただければと思います。

Tcmjapex2014

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