2011年11月15日 (火)

クリティークと展覧会最終日

 今日は朝8:00のコミッショナーバスに同乗して会場へ。一般開場前の展示場内で作品を参観しました。 自分の作品を改めてみるとリーフがフレームの中で落っこちてしまっています。コミッショナーを通じてお願いしましたが、イレギュラーにフレームを開ける権限は現場にないということであきらめるしかありませんでした。ある意味セキュリティに気を使っている証拠とも言えますが。

 クリティーク(最近はこの名前が定着したようです=アメリカ国内展と同じ名称ですね)の時間は、今回伝統の担当だった日本人審査員のお二人から詳細にコメントをいただきました。今回私のU/新小判は90点というギリギリの点数ですが、「U/新小判初の金賞」ということで最初だし、まあ90点からということのようです。ただあと何点積み上げられるかはわかりませんが。旧小判でもLGが2人しか出ていない現状では、限界が近付いているのは事実でしょう。アジア展を中心に実績を積み上げていくことになるのではないかと思います。

 枝点は構成展開27/30-知識研究31/35-状態希少27/30-プレゼン5/5だったそうで、さすがにGともなると以前よりいい枝点が並びます。プレゼンテーションは今回も5点満点でした。ちなみに約10年前、PHILAKOREA2002でV(81)だったときの枝点は23-28-26-4でした。

 夜はFIAPグランプリクラブの夕食会。次はジャカルタで会いましょう-とあちこちで言われましたが、どうなることやら。明日はいよいよ帰国です。

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2011年11月14日 (月)

パルマレス

 14日夜はパルマレス。US120(RMB800元)払って参加しました。

 前半に授賞がありましたが、あっという間に呼ばれてババッとメダルを渡されて終わり。うちの小判コレクションの場合、ここに来るまでのあまりに長い道のりを考えると、初めての金賞はあまりにあっけなかったですね。ちなみにメダルは全員銅製の同じメダルでした。

 日本からのメダルは以下のとおりでした。

<伝統>
Kazuyuki Inoue 「Japan Definitives: KOBAN 1883-1892」(8) G 90
Nobuhiro Sudani 「Japan Definitives: Vocational Series」(5) LV 85
Ota Yasuki 「Romania “King Ferdinand” Series 1920-1926」 V 84
<郵便史>
Fumiaki Wada 「Post Office Forms, Including Envelopes Created for Conducting the  Registered Mail Process, 1842-1929」(8) LV 87
<テーマティク>
Kiyoshi Emura 「The History of Painter’s Portraits」(5) LS 78
Ryoji Murayama 「How Wonderful C. Slania Engraved his stamps !” (5) LS 76
<文献>
Narumi Co. 「Tosa Local Stamps called “Muraokuri Kitte”」 LV 85
Yoshiyuki Yamazaki 「Encyclopedia of Japanese cancellations」 LV 88
Shoda Yukihiro 「Handbook of Postal History of Brazil」 LS 75

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2011年11月13日 (日)

中国・無錫でアジア切手展

 いま、11月11日から15日まで、中国・無錫市でアジア国際切手展が開かれているのにあわせ、11日から中国に来ております。と言っても、無錫入りしたのは今日13日が初めて。昨日までは遠く四川までパンダさんに会いにいっていました。生まれて2-3ヶ月の赤ちゃんパンダがたくさんいて、滅茶苦茶かわいかったです。

 それはさておき、今回のアジア国際切手展。郵政が中心になってというよりは無錫市が中心になって行われているというのがいつもと違うところ。これは良し悪しで、イベントとしては前売り券が前もって多量に売れたりと良いところがある一方、切手展のいつもの運営と違うところがあり、面食らいます。たとえば1か月も前にまだ出来てもいない作品の「インベントリーシート(リーフごとの切手等の枚数の申請書類)」を提出させられたのには本当に参りました。

 日本からは伝統3(うち日本2、欧州1)、郵便史(米)1、テーマ2の計6作品(文献除く)が出品されました。伝統日本の一つは私の「日本普通切手:小判1883-1892」、台湾展とプラハ展に出品した2008年(ともに大金銀賞)以来の参加です。今回は大幅に手直しを加え、初めての8フレーム作品となりました。 無錫空港からホテルに入ったのが15時ころ、今日貼りだされている賞の結果が気になって、休む間もなく会場に向かいます。やや薄暗い会場をざっと眺め、自分の作品を見つけました。結果は金賞、旧小判が入っていない作品としては初めての金賞です。ほっとしました。隣に並んでいた須谷さんの「産業図案」も初の大金銀賞受賞で、ついに産業図案初の8フレーム化の権利獲得です。おめでとうございました!

 皆さんの結果は次の通り。

Kazuyuki Inoue「Japan Definitives: KOBAN 1883-1892」(8) G
Nobuhiro Sudani 「Japan Definitives: Vocational Series」(5) LV
Ota Yasuki 「Romania “King Ferdinand” Series 1920-1926」 V
Fumiaki Wada 「Post Office Forms, Including Envelopes Created for Conducting the Registered Mail Process, 1842-1929」(8) LV
Kiyoshi Emura 「The History of Painter’s Portraits」(5) LS
Ryoji Murayama 「How Wonderful C. Slania Engraved his stamps !” (5) LS

※速報のため誤記等があればご容赦ください。

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2011年6月21日 (火)

受賞・出版祝賀パーティ

 去る6月19日(日)、昨夏のアジア展グランプリ・ド・ヌール受賞と「朝鮮郵便史」出版を祝うパーティを開催していただきました。受賞したらパーティというのは郵趣界の慣習だそうで(ゴルフのホールインワンのパーティみたいなもの?ですかね)、受賞直後から一部の先輩方からは「まだか、まだか」と催促されていました。

 結局、まず作品集を出版し、それから出版パーティを兼ねて-ということにしましたが、そうこうしているうちにあの大震災発生。

 どうにか出版にはこぎつけましたが、震災後間もないこともあって正直派手な祝宴は避けたいのが本音、迷いに迷って結局、版元さんのお言葉に甘え、レストラン貸切でやっていただくことになりました。出版が5月末、日本の国際展もあるので6月中にはパーティを、ということになり、急な呼びかけでしたので、人数が集まるかさえ不安でしたが、和気あいあいとした雰囲気で、無事開催できました。

 会場は銀座のジム・トンプソンズ・テーブル。タイでの受賞ということでそれにちなんでタイ料理です。タイシルクで有名なジムトンプソン直営レストランの日本支店ということで、本格的なタイ料理が食べられます。だいぶいろいろ無理を言いましたが、がんばって通常は出さないスペシャルコースをたっぷり出していただき、みなさんご満足いただいたようです。あっという間の3時間でしたが、想い出に残る楽しい時間を過ごせました。ご参加いただいたみなさま、お花や電報を送っていただいた皆様、本当にありがとうございました。

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2011年5月30日 (月)

「朝鮮郵便史」の反応

 この本が納品されたその日に、私のところにまとめて送る一方、版元の(株)鳴美から、献本する予定の方(の大部分)には、直接送ってもらいました。「贈呈」と押してあるとはいえ、鳴美からレターパックでいきなり注文していない本が届いて、驚かれた方も多かったようです。

 これは著者本人からの贈呈に違いない-と判った方から、反応をいただいております。みなさん郵趣文献には目が肥えていらっしゃる方ばかり、辛口意見が有るかと思いきや、誉めすぎでないかというほどだいぶ誉めていただいて、著者はごきげんです。通販広告風に(?)そのごく一部をご紹介してみましょう。

 「正に渾身の一冊です。よくぞここまで,作品を成長させました。文献としても,作品解説,装丁に至るまで超一級の出来栄えです。」

 「いい本ができました。解説は著者が書くべきものですね。主題の文献としては勿論、国際展に出すためのコレクションの纏め方、英文の作成など、それに郵趣界での在り方など、いろいろな場面で参考にされる貴重な文献です。正直、感激しました。」

 「・・歴史の“流れ”がわかりやすく、且つ、全体の印象がカラフルで綺麗。多くの有名品が素晴らしいのは勿論ですが、豊富な到着便が、作品の中で、実にいい味を出していますね。各国の切手が登場する郵便史作品というのは、とてもいい。巻末の『国際展の作品をまとめるにあたって』も好読み物と思いました」

 このほかにもメール、お電話を多数いただきました。お花を贈っていただいたり、本にちなんで非常に有用な情報(最高にありがたい!)を教えていただけた方も。感謝、感謝です。

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2011年5月26日 (木)

「朝鮮郵便史」出版

 ごぶさたしております。

 「たんぶるぽすと増刊54号」として鳴美さんから出版していただいた「朝鮮郵便史」、震災の影響もあって発刊が多少遅れましたが、本日納品されました。先日発行されたスターオークションの誌上でも書かせていただきましたが、全166頁、うちカラー図版137頁、第25回アジア国際切手展<BANGKOK2010>で展覧会最高賞のグランプリ・ド・ヌールを頂戴したコレクションを全てカラーで再現しています。予想以上にカラーの発色も良く、立派な本に仕上げていただきました。

 今回の出版では、第1部で全128リーフをフルカラー・原寸で掲載していますが、国際展出品時のリーフ制作で使った生データをフル活用し、そこから直接、版を起こしていますので、写真撮りするより鮮明に再現されているのが特長です。また、大きなカバーを展示する際にリーフが2枚つながった「ダブルリーフ」を数リーフ使用していますが、これも、ダブルリーフのままで本に挟み込まれています。まさに展示の再現ということになりました。

 各々のリーフに使われた郵趣材料の解説はもちろんのこと、そのリーフを作る際のテクニックについても触れています。また、「国際展の作品をまとめるにあたって」と題し、国際展の審査における点数評価システムに基づき、この作品の「作り方」についても語っています。解説編の挿入図では、本作品に掲載できなかった(その後に入手したものも含む)、関連するカバーもフルカラーで掲載しています。

 朝鮮の郵便史に興味がある方はもちろん、日本切手を集めている方や、他のテーマで郵便史の作品を目指している方にも有用な内容と信じております。(株)鳴美様のご尽力をいただき、「たんぶるぽすと増刊」として部数を増やすことで、定価もフルカラーの上製本作品集としては異例の安価(定価6,500円)に抑えることができました。よろしければぜひ、ご一読ください。

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2011年3月11日 (金)

大地震

ごぶさたしております。

報道等でご存知の通り、本日午後2時46分頃、東北から関東を中心に大きい地震があり、東京でも相当の被害がありました。規模は国内最大級という話ですが、自分にとってもこれほど揺れた経験はなく、正直、本当に驚きました。

地震が起きた時はたまたま自宅にいましたが、当方のマンションは8Fですので相当揺れが激しく、部屋の中は本棚や他の棚がいくつも倒れ、ぐちゃぐちゃになりました。愛犬・フリルは判断が遅れたら危うく本棚の下敷きになるところでしたが、一瞬早く救い出し、セーフでした。

後の掃除が大変そうですが、何はともあれ家族も仕事場も、とりあえず全員無事でホッとしています。皆さまからお預かりしているスター☆オークションのご出品物についても、私が確保しておりすべて問題なく無事ですのでご安心ください。

弱い余震はまだ時々続いており、船に乗っているようです。

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2010年8月23日 (月)

作品戻る。

 バンコク展に出品していた作品が、今日の夕方にもう戻ってきました。EMSの追跡番号で確認したところ、郵送の所要期間も往きはたった2日、帰りは3日間でした。

 国際展の場合、「往きと帰りは同じ方法で」の基本ルールがあり、郵送(EMS)で送った場合は送料先方もちで、同じEMSで返してもらえます。逆にコミッショナーや出品者が現地に直接持ち込んだ場合も、コミッショナーや出品者自身が持ち帰るのが原則です。

 今回の場合、出品作品12作品中、郵送したのはなんと私の作品だけ。他1作品が本人持ち込み、残り10作品は全部コミッショナー持ち込みだったとか。ギリギリになってコミッショナー持込み希望者がどんどん膨らみ、正直大変だったとコミッショナーの玉木さんがおっしゃっていました。お疲れ様でした。

 バンコクでは2000年以降、2003・2007・2010年と国際展が実に頻回に開かれており、しかも王族(王女)が名誉総裁ということで、タイ郵政の力の入りようもかなりのもの。郵送時の宛先も中央局の私書箱ですし、他国の場合はともかく、タイについてだけは「EMS」で送ればまず大丈夫だろうと考えています。2007年のときもそうでしたが、返却もスムースです。

 次回は2013年にまたあるようですが、次出品する方はぜひタイ郵政をもう少し信頼してあげてもよいのでは・・。

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2010年8月22日 (日)

日韓併合100年

 8月22日は、日韓併合から100年だそうです。「日韓併合の政治的・歴史的な評価」の問題は置いておくとして、初期の「朝鮮郵便史」として日韓併合までを作品の区切りとしている私としては、100年経った事実は感慨深いものがあります。

 ド・ヌール受賞のとき、ある友人から「とりわけ日韓併合百年の今年に受賞されたというのは、最高なことだと思います。切手の神様が今年までお預けしてたような・・・。」とのお祝いメールをいただきましたが、ほんと、そうですね。

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2010年8月21日 (土)

やっと復活

 帰国後、案の定体調を崩してしまいました。仕事も半日休ませてもらったりして、どうにか週の終わりには外出できるまで回復しました。

 金曜はイシザワさんが先日のバンコク国際展で金賞をとったお祝いのお食事会に参加させていただきました。「琉球1945-1953」に、戦後の日本関連分野としては異例の(初めての?)金賞+特別賞(92点)・・非常にめでたいことです。これは個人的なお祝いにとどまらず、日本からの(今後の)全出品者に恩恵を与えうるグッドニュースだと思います。

 他国の戦後作品はどんどん国際展で金賞をもらっているのに、日本切手の新しい時代の作品は、収集の苦労の割にいまひとつ賞が伸びませんでした。これはひとつには昔から日本人審査員が「自国の作品に厳しい」傾向があったのも影響しているかもしれません。これからは日本切手の面白さ、収集の難しさを皆でアピールしていき、(せめて他の国並みに)新しい時代のものでも良い作品には相応の良い賞が付くようになったら、と思いました。

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2010年8月15日 (日)

帰国

 バンコクの疲れに夜行便のダメージが加わり、韓国2日目にしてのどを痛め、ついにダウン・・。さすがに予定は大幅に縮小しました。学生の頃は、ユースの後輩連れて、青春18切符の夜行鈍行で京都の子ども切手祭りの応援などに行ったものですが・・やっぱり夜行はきついですね。若い頃のようには行きません。

 そしてやっと帰国。日本の異常な暑さに改めて驚きました。それにしてもタイよりも暑いってどういうことよ。途中、預けていた某所で、かわいい「わが娘」と再会・・。

 ・・愛娘・フリルです。よろしくお願いします。お里のブリーダーさんのところに1週間も預けて、さびしい思いをさせましたが元気そうでひと安心です。

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2010年8月13日 (金)

タイから韓国へ

 12日のタイ滞在最終日は昼のチェックアウトで出発便は深夜なのでだいぶ時間がありました。昼からホテル近くで細々した買い物を先に済ませ、午後3時ごろ会場へ。自分の展示にリボンが付いた写真をまだ撮っていなかったので、会場に最後にもう一度行く必要がありました。入り口近くでゴングヴァタナFIAP会長に声をかけられ握手。 夕方はタイに数年いた後輩お勧めのマッサージ店で、3時間かけて足と古式の全身マッサージ。これで4泊5日、メニューが詰まって強行軍でしたが充実していたタイ旅行は終わりました。

 夜行便で経由地の韓国へ、早朝着いてまだホテルに入れないので、景福宮を散策。午前中でしたがかなり暑く汗ダラダラでした。

 隣接の国立民俗博物館は以前も何回か行ったことがありましたが、今回はちょうど日韓併合関係の特別展をやっているというので、涼みがてら立ち寄ります。どういう展示解説がなされているのか興味がありましたが、ほぼハングルばかりでさっぱりわからず。郵便関係のコーナーには切手のほか、当時の「郵征規則」が展示されていました。スーベニアショップに、今回の展示の記念として、文位切手と当時の郵便配達夫(として発表された写真)が表紙になったノートが売られており買っておきました。

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2010年8月12日 (木)

セミナー

 11日は朝からセミナーの日。開場と同時にクィーン・シリキット・センターへ。

 午前中・伝統、午後は郵便史とテーマでしたが、夕方は用事があるので自分に関係の深い最初の二つを聴講することにしました。当初の予定が30分以上遅れて始まったのは11時過ぎ。各国のコミッショナーを中心に、多数が参加されていました。日本人はともに私一人だったようです。

 最初の「伝統郵趣」はゴングヴァタナFIAP会長が伝統郵趣の配点と注意点について話し、後からテイ前会長が補足と鑑定の話をする形でした。最近、申込時に提出を推奨されているSynopsis(概要)。タイトルページに小さい文字でたくさん書いて兼用としている方も多いようですが、これは良くない、あくまでもタイトルページは要約であるべきで、Synopsis=タイトルページというのはあり得ない、と断言されていました。(講演終了後、テイさんに再度確認しました)

 また、エキスパートチームにタイが悪いカバーが鑑定を求められた際のことについて。鑑定を依頼するときはYES/NOで鑑定機関が答えられるように「貼られている切手は封筒に本来貼られたものか」をはっきり聞くべきである。また、鑑定書を作る側もちゃんとそのことを鑑定書に明示すべきで「封筒が真正」「切手が真正」だけではこの場合不充分である、と強調されていました。(写真は封筒と切手の「タイ」について説明するテイさん)

 次の「郵便史」は昼を挟んで14時前から。香港のDr. Andrew CheungさんがFIPの郵便史委員会のスライド「How to Win a Gold Medal in the Postal History Class」 を使って講演しました。スライドは委員会のホームページにもあるので、ダウンロードして使ってほしいということでしたが、笑いを取りながら楽しくわかりやすい講演でした。

 この手の講演会は国際展ではほぼ毎回やっています。国際展に足を運ばれる出品者の方はスケジュールをよくチェックして、ぜひ一度聴かれることをお勧めします。

 夜はジャパン・デーのパーティがあったようですが短いタイ滞在の最終日ですので、たまには切手を忘れて外にディナーに行くことに。高層64階からのバンコクの夜景は最高でした。ホテルに戻ると韓国の旧友がド・ヌールのお祝いということで私へのプレゼントをパーティに持参され、それを預かっているとの連絡が。早速受け取って開けてみると、昨日のパルマレスの壇上の写真を早速引き延ばし額装したものが。細かい心遣いに感謝、感謝です。

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2010年8月11日 (水)

夜の国際交流

 ・・といっても怪しい意味ではありません(苦笑)

 授賞式終了直後、タイの友人たちに囲まれ話したり、いろんな国の人と写真を撮ったりしているうちに、日本人のみなさんとはぐれてしまいます。

 着なれぬタキシード(といっても表彰式でタキシードは3回目ですが)は、ホテルの中でもあまりにも暑いので、一旦着替えに戻りほっと一息。パルマレスは結果が出るまで胸がいっぱいで?ろくに食べられなかったので、ホッとしたら小腹がすいてきました。ロビーのカフェコーナーヘ行き、夫婦でお祝いのシャンパンを傾けていると、奥のテーブルに陣取っているオーストラリア中心のグループからおいでおいでとお招きが。(千葉さんと争った)インターナショナルグランプリを受賞したブラウンさん(オーストラリア郵趣連合の前代表です)を中心に年配の皆さん10人ほどが集まっています。

 作品について、美しかった、(逓送路を示した)地図がよかった、とだいぶお誉めいただきました。他は何を集めているのかと聞かれたので「オーストラリアやNZでは、トンガのTin Can Mailを出しましたよ」というと、5年も経つのに「ああ、あの作品か」と一同納得されました。若いのにすごいね、とみなさんおっしゃっていましたが、夜の1時過ぎても元気いっぱいのみなさんの方が・・。圧倒されつつ、夜遅くまで交流を楽しみました。

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Champion of Champions

 やったー!

 ついに受賞できました。

 チャンピオンクラスの唯一の賞、グランプリ・ド・ヌール、通称「Champion of Champions」です。10年前、同じバンコクの地で、二宮さんの代わりに「代理で」受賞して以来、あこがれの賞でした。

 対抗馬のマリオ氏は会場に来ておらず、これは・・と思いましたが、ついに現実になりました。壇上では賞品を高く掲げて10年前と同じポーズ。違うのは奥さんが花束を壇上に届けてくれたことでした。まさに勝利の女神、いい記念になりました。その後、FIAPのスラジ・ゴングヴァタナ会長を始めいろんな方にやっととれたね、と声をかけられました。4年目でやっと・・うれしいです。

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2010年8月10日 (火)

審査員との対話(Critic Session)

 今日も朝から切手展の会場へ。外は暑いが公式ホテルは地下鉄の駅に近く、ほとんどドア・トゥー・ドアなのは本当に助かります。会場のクィーン・シリキット・センターは10年前のアジア展のときもここでしたが、当時はちょっとした陸の孤島みたいな場所で、高架鉄道の駅からだいぶ暑いところを皆でぞろぞろ歩いたのを覚えています。2004年地下鉄が開業して目の前に駅ができ、本当に楽になりました。

 10時過ぎには会場に入り、コミッショナーの玉木さんや他の出品者の皆さんとお会いしました。各部門の担当審査員があちこちで各国の出品者に講評していますが、審査員は一国終わるとすぐ次の国の人に連れて行かれてしまうので、なかなか日本の順番は回ってきません。結局、1時間以上待ち、稲葉さん、伊藤純英さんの郵便史の講評にご一緒させていただきました。(ちなみに私自身の作品は今回は「投票」だけで審査がないので当然講評もありません) 

 純英さんの郵便史「長崎の外国郵便」で、消印のタイプごとに単片のいろいろな額面が並んでいるのを見て「Why?」と一言・・郵便史では切手は基本的に関係ない、カバーで1通ずつ並べたほうが良い、などと言っていました。世界の国際航路の拠点・長崎は極めてインポータンスが高いおもしろいテーマですから、消印の切手別揃いよりも、うまく航路を軸にまとめたらずっと上に行くのに・・、とご本人にもお話ししておきました。

 いったんホテルに帰って、今晩は19:30からパルマレス。結局、審査員室の推薦演説は、私の「朝鮮郵便史」とフィリピンのマリオさんの作品だけ。この段階で中国の作品は脱落、二つから選ぶ投票になったとのこと。「手ごたえは良かったですよ」とは審査員の大原さん談。まあ結果は神のみぞ知る・・期待せずに待っているとしましょう。

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2010年8月 9日 (月)

総点表入手

 先ほど会場にやって来ました。賞の結果を写していると、ある作品で賞のリボンが剥がれ、結果がわかりません。

 結果教えて!と展覧会本部を訪ねると、ここではわからないので審査員室に聞きに行こう、ということになりました。ついでに思いがけず日本の全出品物の総点が載っているリストもコピーしていただけました。ラッキー♪

 というわけでいつもより一足先にご報告できました。今回は結果が良くなった方が多く、皆さんご満足ではないかという気がします。特に千葉さんのグランプリ候補ノミネートはすごいですね。

 今日は審査員・コミッショナーのみなさんは市内観光のようです。明日は午前中審査員との対話、夕方パルマレスでグランプリが決まります。私の朝鮮の対抗馬はフィリピンのマリオさんだけでなく、中国の作品もあって三つ巴のようです。アジア展でありがちな本命vs当て馬の構図でなく、わからなくなりました。では。

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受賞結果速報(グランプリ以外)

Class 1 チャンピオンクラス

Inoue, Kazuyuki: 「KOREAN POSTAL HISTORY 1876-1910」(8)

Class 2 伝統郵趣

Iwasaki, Zenta: 「SIAM CLASSIC」(5),V 81pts

Chiba, Shin-Ichi: 「JAPAN ETCHED STAMPS 1871-1876」(8) LG+SP+GPIC 96pts

Ishizawa, Tsukasa: 「RYUKYUS 1945-1953」(8),G+SP 92pts

Itoh, Sumihide: 「JAPAN: SHOWA SERIES, 1937-1946」(5),LV 88pts

Sudani, Nobuhiro: 「JAPAN DEFINITIVES: VOCATIONAL SERIES」(5),V 84pts

Class 3 郵便史

Inaba, Ryoichi: POSTAL HISTORY OF MANCHURIA 1876-1945」(8),LV 88pts

Itoh, Sumihide: 「FOREIGN MAIL IN NAGASAKI, JAPAN 1875-1905」(8),LV 85pts

Kodama, Hiroaki: 「JAPAN: THE CANCELLATIONS AND USAGES OF GENERAL NOGI 2 SEN」(5),V 80pts

Nishio, Akira: 「POSTAL HISTORY OF KOBE DISTRICT, JAPAN (1860-)」(8),G 92pts

Shoda, Yukihiro: 「POSTAL HISTORY OF BRAZIL 1809-1877」(8),LG+SP 96pts

Class 4 ステーショナリー

Komiyama, Satoshi: 「KOBAN POST CARDS」(5),V 82pts

(以上速報のため誤記がある可能性があります。あらかじめご了承ください)

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お久しぶりです

 お久しぶりです。1年ぶりの更新です。

 今日、タイ・バンコクにやってまいりました。2000、2003、2007年に続き、4回目の訪問になります。今回は韓国経由便で10時間以上かけてやっとホテルに到着したところです。 ちょうどバンコクでは今月4日からアジア国際展をやっておりまして、土曜にやっと審査が終わったところだとか。表彰式が10日(火)だそうなので、そろそろ賞の結果も貼り出されている?ことでしょう。

 今回は文献を除く競争出品が日本から12作品。私の作品(朝鮮)もチャンピオンクラスに出ています。他には、伝統5、郵便史5、ステーショナリー1です。審査員は大原さんと山田廉一さん(見習)、コミッショナーは玉木さん。

 異なる年に3回、大金賞(またはグランプリ)を取ると、その翌年からチャンピオンクラスにしか出せなくなります。私の場合は2007年(バンコク)、2008年(台北)、2009年2回(香港、ソウル)でアジア展の一般部門は卒業と相成りました。チャンピオンクラスはいわゆる審査はなく、唯一の賞「名誉グランプリ(グランプリドヌール)」は審査員による投票で決まります。

 ちょうど10年前、2000年に同じバンコク(アジア展)で二宮久さんの「飛脚から郵便へ」がドルール受賞、たまたまコミッショナーだった私が壇上で代理受賞させていただいたこともあり、縁起が良いと勝手に思っていましたが、なんでも今回の対抗馬はまたフィリピンのマリオさん(作品はフィリピンの新小判時期の切手)だとか・・。2007年にもインターナショナルグランプリで負けている私としては、あまり期待しないことにしましょう。

 明日は朝から会場に行くことにします。また動きがあればご報告します。

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2009年8月 4日 (火)

PHILAKOREA閉幕

 早いもので最終日。だいぶ疲れがたまっているようです。

 今日は15時には閉場し撤去が始まるとのこと。午前の審査員との対話の時間に間に合うくらいの時間に会場へ。賞を確認しようとワンフレームクラスに行くと、ちょうど日本人のみなさんが審査員と対話中でした。(写真右)

 もともとワンフレームクラスは賞品として実物のメダルはもらえませんが、賞としてのメダルの表示だけはあるのが通例。しかし今回は、写真左のように赤い布に点数が書いてあるだけのものが貼ってありました。

 昼食にサムゲタンを食べて一旦ホテルに戻り、15時の閉場に合わせて会場へ。JIPPのブースの撤去を手伝いました。中国系やタイ等に比べ韓国の購買力はだいぶ落ちることもあり、どのブースもブース出店料が出れば御の字だったと聞きましたが、我々のブースも同様でした。商品は初日カバーは今回も数千通は売れましたが、アニメ等の日本切手シートは額面が高いこともありサッパリでした。これは日本郵政ブースも同様だったようですが、韓国の記念切手が5000ウォン(約375円)で1シート買えることを考えると、やむを得ないかもしれません。

 ブースの収支はギリギリでしたが、日本人参観者の活動拠点となり、外国の方と待ち合わせる際などに皆さんに盛んにご利用いただきましたし、ブースを中心に日本切手を知っていただき国際交流の輪も広がった、ということを考えると、公益活動としての出店の意義は十分大きかったのではないかと評価しています。

 夜は韓国の皆さんにご招待いただいて最後の夕食会、そのあと再びビンルームに戻って作品の返却。最も神経を使う一瞬ですが、日本人出品者の皆さんのご協力もあり、1時間ほどでスムースに、無事、全作品を受け取れました。ご協力ありがとうございました。

 明日はいよいよ帰国です。

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2009年8月 3日 (月)

エクスカーションとパルマレス

 エクスカーション(旅行)とパルマレスの日。エクスカーションは審査員とコミッショナー、その家族等を対象にした無料バスツアーで、国際展では必ず行われます。

 今回は景福宮と山の上、川下り(昼食)、ソウルタワーに行きました。景福宮は去年(プラハ旅行の経由立寄のとき)も行ったし、川下りはなんと2日連続でしたが、昼夜が違うとまた趣も異なり、また、歩きながら外国の審査員からいろいろアドバイスをもらったりと、なかなか得るところがありました。記念品として、金メダル(相当の記念メダル)と自分の顔写真で作った特製の額装Pスタンプをいただき、いい記念になりました。

 夜はパルマレス。チケットは当初@10万ウォンで販売するということでしたが、結局お金を払ったという人は聞かず、日本人はみな、招待券をもらえたようです。注目のグランプリは番狂わせもなく、ド・ヌール(名誉グランプリ)が香港、インターナショナルが台湾に、また、私が狙っていたナショナルは、投票も行われず韓国のキム・ヨチ氏の伝統作品に行きました。

 今回でLGは3年連続4回目ということで、私の「朝鮮郵便史」はFIAP展の一般クラスは晴れて卒業。アジアのお偉方からはタイトルを作品にフィットするように変えて、再度来年、アジア展のチャンピオンクラスに挑戦しなさい、と言われました。毎度、他国作品の引き立て役にもいい加減飽きましたが、気を取り直してまた来年、捲土重来を期すとしましょう。

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PHILAKOREA2009 入賞結果速報

日本人出品物結果速報

伝統部門

IWASAKI, Zenta "Imperial Korea 1884-1905" V (83pts)

MAEDA, Taizo "DPRK(North Korea) 1945-1953" LV+SP (89pts)

CHIBA, Shin-ichi "Japan Etched Stamps 1871-1876" G+SP (93pts)

IIDA, Fumio "Chrysanthemum series of Japan" LV (86pts)

KAMAKURA, Tatsutoshi "Japan Earthquake Emergency Issue 1923-1924" V (84pts)

YAMADA, Yuji "Japan: TAZAWA series - Watermarked Old Die Series" LV (85pts)

郵便史部門

INOUE, Kazuyuki "Korean Postal History 1876-1910" LG+SP (95pts)

INABA, Ryoich "Postal History of Manchuria 1876-1945" LV (89pts)

KODAMA, Hiroaki "Japan: General Nogi 2 Sen Issue 1937-1945" V (81pts)

OHBA, Mitsuhiro "US Postal Agency in Shanghai 1802-1922" V (83pts)

TAMAKI, Junichi "Postal History of the Japanese Military Mail" LV (88pts)

YAMAZAKI, Yoshiyuki "Courier Mail in Japan" LV+SP (88pts)

ステーショナリー

ANDO, Gensei "The Japanese Foreign Mail Postcards" LV (86pts)

KOMIYAMA, Stoshi "Early History of Japanese International Cards" LS (78pts)

YAMAZAKI, Fumio "Hawaiian Postal Stationery" G (90pts)

テーマティク

ONUMA, Yukio "L.V.Beethoven - His Life in a Historical Context and his Legacy" G+SP (93pts)

NAITO, Yosuke "Greater East Asia after Japanese Withdrawal" LS (76pts)

ワンフレーム (*ワンフレームクラスはメダルはなく、点数のCertificatesのみです)

SAITO, Tamaki "Austria 1858/59" 73pts

SASAKI, Takahiro "The United States 1851-1856" 72pts

OSIMA, Masaaki "Japan: Double Circle "Postage Paid" Datestamps" 84pts

SUGIHARA, Masaki "British Military Air Mail Stationeries in WWII on Post Office Issued 1941-1945" 73pt

文献

JPS "MANCHURIA 満洲・東北" S (73pts)

NAITO, Yosuke "韓国現代史" S (73pts)

Narumi Co. "二つ折り葉書" V (83pts)

Narumi Co. "小判切手と外郵印 I" V (81pts)

Narumi Co. "手彫切手" V (84pts)

ONUMA, Yukio "切手が伝えるモーツァルト その生涯と旅" S (72pts)

YAMAZAKI, Yoshiyuki "郵便消印百科事典" LV+SP (87pts)

Narumi Co. "日本印紙カタログ" V (78pts)

JPS "日本郵便印ハンドブック 2008" V (83pts)

JPS "日本切手専門カタログ Vol.1(2009-10), Vol.2 (2008), Vol.3 (2008)" LV (85pts)

以上

速報のため、誤記ある場合はご容赦ください。

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2009年8月 2日 (日)

セミナーと日韓交流懇親クルーズ

 午前中はFIAPの会議、コミッショナーはとくに用事はないのでゆっくり行ってもよかったのだが、賞の結果が貼ってあるかもと定時のバスで会場へ。賞の結果はまだ貼られていませんでした。

 たまには外に行こうとちょっとお出かけ。時間をつぶして午後2時からのワンフレームクラスのセミナーに参加。講師はシンガポールのテイさん(FIAPシニア・コンサルタント)と、タイのゴングヴァタナFIAP会長の二人。テイさんが規則を中心にお話しし、ゴングヴァタナ氏がタイのワンフレームの実例をもってお話しするというもの。全部で軽く50人以上は参加していましたが、日本人もかなり参加されていました。

 FIP規則が改訂になり、実験クラスだった「ワンフレームクラス」が普通のクラスに格上げされ一定得点以上を過去に取った作品のみ出品可能であることや、ワンフレームにふさわしいテーマでない(つまり今後2フレーム以上に拡大できる)とみなされた場合にはペナルティ(減点)が課せられる、といった話がありました。ちなみに実例はタイの作品(ラーマ5世第2シリーズ:8額面のシリーズ)で、エッセイ、カラートライアル、プルーフ、実際に発行された切手(未使用田型揃)、すかしを示すブロック、最大ブロック未使用、みほん、バラエティ、消印、各額面の適正使用/多数貼といった構成でした。実例に対して会場から「これはフレーム数を拡大できる作品でないのか?」という質問が出て、演者は「拡大できない」と断言していましたが、そうはいっても使用例など増やせる部分はその気になれば増えるわけで、ある意味難しい判断だな、と感じました。

 セミナーが1時間くらいで終わると、賞の掲示が始まっています。私の"Korean Postal History"は4回目のLG、そのほかの皆さんはほぼ順当な賞でしたが一部上下があり悲喜こもごもでした。ワンフレームクラスと文献の掲示を待っていたのですが、実行委員はのんびりやっていてなかなか全部終わりません。そうしているうち、某国の若手グループ(LGメダリストで審査員資格もある)に声をかけられ、同国の作品、日本の作品を見ながらいろいろ興味深い話を教えてもらいました。

 夜は、あわせて35名超(日本から17名)が参加した、韓国葉書研究会と日本の韓国切手研究会の合同懇親会に特別参加。屋形船ならぬ川下りクルーズ船でパーティ。作品について実のある歓談もでき、非常に楽しい時間でした。

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2009年8月 1日 (土)

3日目

 朝のミーティングに続いて、エキスパートチームから結果の書類が配られました。幸か不幸か、日本人の4作品5点はすべて「要鑑定書」に留まり、減点等はなし、でした。万が一減点されても、後で鑑定を取れば復活されるとはいえ、正直ホッとしました。 すぐに現地にいる出品者には書類を配り、内容を説明しました。

 午後はホテルに戻り、一休み、近所をぶらついて、夕方は韓国郵趣連合主催のフィラテリスト・ナイト。次回のバンコクアジア展は2010.8.4-12だそうで、プレゼンがありました。3日目となると日本人も徐々に増えてきて、15人以上参加していたのではないかとおもいます。夕食はまたもや同じようなバイキング、今日は民族舞踊等の出し物はなく、後半はカラオケ大会状態でした(^^;

 今日で審査は終了。まだ詳しいことはわかりませんが、小耳にはさんだ裏情報を総合すると、日本人のメダルはほぼ良好のようです。もちろん韓国の地元作品は「すごく」良好のようですが(^^; 明日は賞が貼り出されるかな?結果が分かれば、すぐご報告します。

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2009年7月31日 (金)

2日目

 今日も朝からコミッショナーミーティング。一番前に陣取ったので今日はよく聞こえます。国際展の審査では通常の審査チームとは独立したエキスパートチームという人たちが会場を眺めて回り、疑わしいと思ったマテリアルをピックアップし実物を確認します。該当マテリアルをフレームから外すにはコミッショナーが立ち会う必要がありますが、それが今日でした。嫌な瞬間です。

 作品数が多い日本も当然コールされましたが、4人5点は予想以上に多めでした。無罪放免になるか、要鑑定書か、はたまた減点か、帰ってくるまで気が気ではありません。ほかの国では韓国はタイしていないカバーの1点だけ、それも(韓国からの出品物の)朝鮮加刷の偽物(ゴム印)やカバー上の消印の墨入れはそのままスルーでなんだかなー、という感じです。一方、過去3回LGをもらっている私の作品「朝鮮郵便史」はグランプリを韓国と争うこともあり、当然のごとく狙い撃ちされました。ナショナルクラスは伝統も郵便史も合わせて1チーム(審査員は韓国2人+日本1人)で審査されているし、かなり計画的に包囲網ができあがっているようで、メダル(点数)を下げられなければ良しと、半ばあきらめモードです。

 昼は今日も韓国郵政招待のランチ(コミッショナーのみ)。一応着席のフルコースでしたので昨日よりはずっといいものでした。 夕方、ピックアップしたリーフが戻ってくるというので時間をつぶし、4時半に該当国のみ再集合。無事、リーフは作品に戻りましたが、問題はエキスパートチームの最終結論。ある程度情報が聞けるかと期待していましたが、この日はここまで。結果は翌朝だとのことです。

 夕食は韓国の皆さんと会食。ナショナルクラスでグランプリを争うライバルさん(韓国の年配の方です)にごちそうになりました。ホルモン焼き専門店(韓国ではホルモンは高級食材だそうです)でしたが、肉厚でとってもおいしかったです。 

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2009年7月30日 (木)

フィラコリア2009開幕

 今日7月30日からいよいよ切手展オープン。

 審査員とコミッショナーは朝の8:30にホテルのバス発着口に集合、公式のシャトルバスで会場へ。「シャトル」といっても今回は一日朝夕の一往復しかしないので、途中で移動するのには役に立ちません。FIAP展(アジア展)はお金がないので仕方ないのでしょう。 9時には到着し、早速コミッショナールームで一回目のミーティング。始まる前にみなさんに「おみやげ」配布。見知った顔も結構多いのでごあいさつを。

 点呼の後、スケジュールの説明がありましたが、後ろの方に座ったら声が小さくてほとんど聞き取れず。幸い前もって予定は頭に入っていたので、あれのことかと類推しながら聞いていました。前回2000年のバンコク展でコミッショナーをしたときだったら相当不安だったでしょうが、今回は2回目だし、わからなければ聞けばいいので気が楽です。

 午前中は10:10に集合写真を撮って、10:30からオープニングセレモニー。前述タイの時は別室で王族の来賓も来るおごそかなものでしたが、今回は正面入口外の舞台前にいすを並べただけの簡素なもの。韓国の伝統音楽の楽隊の演奏が延々続きました。テープカットがあるまで正面は入れませんが、その間も、すでに通用口の方は開いていてお客さんが中に入って行っています。 続いて昼は郵政主催のランチョン、ハエが多いのに辟易。これが終わってやっとひと段落です。

 お客さんは初日が木曜ということもあっていまひとつでしたが、徐々に増えるでしょう。

 午後の集合は午後2時が3時、3時半と延びましたが、ここで日当が出ました。日当は全部で45万ウォンでした。日本円で30,000円ちょっとといったところでしょうか。ちなみに審査員は日当のほか、交通費・宿泊とも現地もちですが、コミッショナーは日当と宿泊のみ出ます。

 夕方はホテルに戻ってウェルカムパーティ。郵政主催でお金はかかっていますが、食事は昼と同じようなバイキングでした。パーティに出るのも重要な仕事ですが、同じようなバイキングばかり続くとつらいかも。

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2009年7月29日 (水)

作品搬入と展示

 入国の段階ではまだ出来上がっていなかったビンルーム(作品搬入出所)が開くということで、朝、ホテルからトランクぎっしりの作品をもって、コミッショナー&審査員の4人で会場へ、本人持参組の人たちと合流し、作品の搬入に入ります。

 ビンルームといっても、今回はホールの通用口を仕切りテーブル・イスを並べただけの簡単な受付所でした。作品数が多いので、下手するとだいぶ時間がかかるかな・・と危惧していましたが、早い時間で空いていた上、日本人のみなさまの協力もあって、2時間かからずにすべての作品の搬入が終わりました。

 昼食後、いったんホテルに戻り、夕方再度会場へ。JIPPの前半組が到着したのでブースに案内し、それと同時に並べられた日本人作品の点検作業。切手が脱落している作品、大きく曲がっている作品がこの日だけでも3作品みつかり、現地スタッフにお願いして直させてもらいました。

 これもコミッショナーの重要な仕事の一つ、実は今回は前のBANGKOK2000アジア展でコミッショナーをしたときの経験があったので、ヒンジ・ノリ・テープ・カッター・コーナーなど入ったリペアキットを持参していました。意外と設営中の切手展会場では、かえって「ヒンジ」等が手に入らないのです。おかげで作業はスムースにできました。夜は現地の方にごちそうになりました。実はこの段階までまだ1wonも使っていません。

 外国用の名刺が足りなくなりそうなので、夜遅く、ひとりキンコーズを探してお散歩。手持ちの10枚を名刺用紙に手差しコピーで、増殖させることにしました。セルフカラーコピーのある店が少なく、結局地下鉄に乗って、2駅離れたところまで行きました。セルフは@500won(40円弱)でしたが、レートがあるので日本よりだいぶ安いですね。無事、名刺も増殖でき、日が変わる前にはどうにか帰室できました。

 明日30日からはいよいよ切手展開幕です。

(ビンルームスタッフの皆さん)

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2009年7月28日 (火)

韓国にやってきました。

 28日、韓国にやってきました。

 目的は30日から開かれる国際切手展PHILAKOREA2009ですが、今回は公式のお仕事です。日本郵趣連合の川上さんと一緒に日本のコミッショナーをさせていただいています。コミッショナーは各国の加盟団体や出品者と、実行委員会の連絡役とでも言ったらよいでしょうか。作品を運ぶのもコミッショナーの重要な仕事の一つです。今回は、申込数も多く、できるだけ手持ち込みでという先方の要望もあり、コミッショナー2人体制となったわけです。

 28日は審査員や出品者の皆さんと現地入りしましたが、まだ作品を預けるビンルームができておらず、いったんホテルへ。

 実は直前にJIPPのブースが現地との行き違いで無いというトラブルが発生していたため、現地の実行委員会等と交渉に追われましたが、結局、韓国の切手商のご厚意で賃料をお支払いしてブースを間借りさせていただくことで一件落着しました。その後、設営中の会場に行ってみましたが、今回は狭く高かった香港と違ってえらく広いブース。一ブース借りたら広すぎたので結果オーライといったところでしょうか。ブースNO.203、PHILATELIC CULTURE Co.さんの一角です。荷物預かりは予定通り行いますので、ご利用いただければと思います。ちなみに今回、ブースは日本郵政、山本マサさんが出展されていました。

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2009年5月19日 (火)

スタンプショウ=ヒロシマ09

 今週末はスタンプショウ=ヒロシマでもありました。みなさんのダイアリーを拝見しながら、例年でしたら広島から帰ったころだったのに、と思いつつ、いま、香港の空港からこれを書いています。1994年から2008年まで15回も続けて伺わせていただきましたが、初心者育成で地元を応援する一方、みなさんの声を本部に反映する貴重な機会として活用させていただいていました。

 国際展とぶつかったこともあり、今年は残念ながら伺えず、うまく行っているか心配でしたが、拝見した限り盛会だったようでなによりでした。地元スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。

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2009年5月18日 (月)

香港アジア展閉幕

 早くも切手展は4日間の日程が終わりました。パルマレス、帰ってからダイアリーをアップしようと思っていたら、なんと帰りのタクシーでカメラを忘れるという災難に・・。対応に追われましたが、ここ香港ではまず出てくるのは奇跡的なようで、あきらめるしかないでしょう。というわけで、パルマレスの写真はありません。あしからず。

 そもそも今回のLGメダル8作品は、私と香港(ナショナルクラス)を除けば全員タイとオーストラリアの独占状態。グランドアワード(通常のグランプリはなし)もオーストラリア人同士で競るという茶番さながらの結果となっています。実際、事情をよく知る海外の審査員に話を聞くと、「最後の数分」であっと驚く「どんでん返し」があったようです。

 某国からの情報によると、小規模展で「通常のグランプリは存在しない」ということで、オーストラリアに今回は回してあげたとか、そういう事情もあったようですが、やはりグランプリはポリティカルリーズン(この単語、今回も何度も聞きました)が絡みますね、本当に。

 なぜ、いまタイが強いか、という理由も聞きました。タイがいまアジア郵趣連盟(FIAP)を仕切っていて審査員も大量に送り込んでいるので「強い」というのは容易に類推できるのですが、それを指摘したら「だって昔は日本が強かったでしょう」と返されたそうで・・。確かにドクター市田さんのころは、手彫の作品が次々出て、みんな良い賞がついた時代が確かにあったし、アジアの国々からすると、当時それは羨望の対象だったのかもしれません。

 国際展に、審査員、そして手彫から現行までまんべんなく各分野の作品をたくさん送り込む、国際ルールをみんなが理解できるようもっと告知するなど、国力をつけないと、必死で頑張っている外国には対抗していけないな、と改めて感じました。

 私の作品については「郵便史の作品としては断トツの高評価で、だから96点に上がった。これが本当の作品の評価だ」「あとはマテリアルの増強というより、日本局の使用例ばかりの印象を薄めるようなプレゼンを」、というありがたいコメントをいただきました。7月末の韓国展に向けて、もう一度作品を全面改装することにしましょう。

 さて、4日目は16時の閉場までの間に、審査員との対話の時間が設けられたり(午前中)、大金銀賞までの賞の授与セレモニー(15時から)があったり、一方ブースも売りながら撤収の準備も必要なのでなかなか忙しかったです。JIPPのブースは、正直思ったほどおいしい商売(?)ではありませんでしたが、どうにか高い出店料は回収できたし、オークションの出品物もお預かりできたし、日本人参観者の皆さんのお役にも立てたし、国際的にも相当認知してもらえたし、なにより初心者に向けた良質の国際活動ができたということで満足しています。

 今回の切手展、香港郵政があまり出資してくれなかったそうで、郵送で来た作品もコミッショナーが持って帰れということに急遽なったとか。そのあおりで私も自分の作品を運ぶことになりました。カメラのこともあるし、気をつけて帰るとしましょう。

 帰ったら、直後にスター☆オークション4号の納品です。鬼の発送作業が待ってます。嗚呼。

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